みんなノマド
ノマドとは、もともと遊牧民や移動民という意味ですが、
遠い昔の祖先をたどれば、誰もがみな狩猟の民、ノマドでした。
だから、どんな人の記憶の底にも、ノマドの心が眠っているはずです。
そしてここは、そんなみんなのノマド村。
活動方針
4年間スイスで展開されたアートプロジェクト<Laboratoire Village Nomade>を運営したジュパジュカンパニーは、日本の淡路島に拠点を移し、「ノマド村」と改名して、新たな活動を開始。ノマド村とは、移動民と定住地という一見対立した概念だが、個人的な場の所有や利益の蓄積を目的とせず、多彩な人々がこの場を共有活用し、流動的に変化し続ける、開かれた場の創造をめざすことで、ノマド村と命名した。地域の活性化と新たな観光地として貢献すると共に、国内外から注目を集める、未来型の生活スタイルの模索・提案を事業目的とする。
団体の中心メンバーは、ドイツとスイスで活動してきた写真家、映像作家の茂木綾子、ドイツ人映像作家のヴェルナー•ペンツェルが携わり、地域の人々や国内外からの参加者、訪問者たちと、共にこの場を作り上げる、ソーシャル・スカルプチャーとして活動する。
茂木綾子
1969年北海道生まれ。東京藝術大学デザイン科中退
92年キャノン写真新世紀荒木賞受賞
97年よりミュンヘンへ移住
06年よりスイスのラ・コルビエールに暮らし、同地にてジュパジュカンパニーを立ち上げ「Laboratoire Village Nomade」アートプロジェクトの企画、運営を務める
06年4月に渋谷ユーロスペースで「風にきく」上映
06年雑誌コヨーテ誌上で「caravan lost」 を連載
07年童話写真集「どこにいるのシュヌッフェル?」四月社より出版
09年映画作品「島の色静かな声」渋谷シネマアンジェリカ、那覇桜坂劇場、京都シネマ、大阪第七劇場、その他各地にてロードショー(silent voice LLP よりDVDとカタログ販売中)
09年より、所属ギャラリー MISAKO&ROSEN 東京
09年より淡路島の旧小学校へ移住し、アーティストコミュニティー「ノマド村」を、ヴェルナー ・ペンツェル、下村美佐と共に立ち上げる
2010年雑誌コヨーテ誌上で「caravan lost」 を再び連載
2010年「beyond beyond」写真展をMISAKO&ROSENにて開催
2010年「テシゴトノオト」展(淡路島アートフェスティバル2010/アサヒアートフェスティバル2010)をノマド村で開催。
2011年「音を歩くwalking on sound」展をノマド村で開催。
2011年、2012年「五斗長ウォーキングミュージアム」事業参加。
南野佳英
1969年 神戸市生まれ
京都市立芸術大学彫刻科卒業
インド国立ヴィシュバ・バラティ大学彫刻コース修了
各地放浪 インド瞑想旅行を経て
2011年より ノマド村で活動
2012年「五斗長ウォーキングミュージアム」事業参加。
ヴェルナー・ ペンツェル
1950年生まれ。ドイツの南部の地方で育つ。
60年代後半は音楽と詩作に没頭、70年代初頭より映像制作を始める
ブラジルの劇団OFICINAと協働し、ミュンヘンフィルムアカデミーで学ぶ。
南米、北米、インドと日本を旅する。[BAGABUNDEN KARAVANE] (1980)、[ADIOS AL ODIO] (1986)、他の映像作品を制作した後、87年にニコラス・ハンベルトと共に「シネノマド」を設立。シネノマドの作品としては[STEP ACROSS THE BORDER] (1989)、 [MIDDLE OF THE MOMENT] (1995)、[THREE WINDOWS] (1999)がある。この他にも監督、脚本、制作、撮影を手がけた作品が多数あり、ヨーロピアンフィルムアワードなど受賞歴も多く、ヨーロッパ各国の美術館でのビデオインスタレーションも多数。
06年スイスのラ コルビエールにて、茂木綾子らと共に、ジュパジュカンパニーを設立。
09年淡路島に拠点を移し、アーティストコミュニティー「ノマド村」を、茂木綾子、下村美佐と共に立ち上げる。
2010年「テシゴトノオト」展(淡路島アートフェスティバル2010/アサヒアートフェスティバル2010)をノマド村で開催。
2011年「音を歩くwalking on sound」展をノマド村で開催。
2011年、2012年「五斗長ウォーキングミュージアム」事業ディレクターとして参加。